- 1.ドラマ「怪奇恋愛作戦」への思いと、麻生久美子さん・坂井真紀さん・緒川たまきさん出演について
- 「三人の女性を真ん中に据え、ラブコメと怪奇物を融合し、徹底的なナンセンスコメディとして仕上げる――」。二年前から暖めていた企画を、こうして形にできたのは感無量。
連ドラをチーフで監督するのは初めてのことだったし、映像仕事自体6年ぶりだったので、すっかり作り方を忘れてしまっていたのが吉と出ました。他の人は絶対にやらないアナーキーな傑作が完成。
お話の中心となる三女優は最高でした。コメディエンヌ・トリオとしても抜群のチームワーク。今まで誰も見たこともない麻生、坂井、緒川をお見せしましょう。御期待ください。 - 2.仲村トオルさん出演について
- トオル君には、このドラマ内で一番頭の悪い登場人物を演じてもらってます。彼のキャリア史上間違いなく最も馬鹿げた役だと思われます。とは言え、麻生久美子演じる夏美と、彼が演じる三階堂刑事との、ゴールインしそうでしない奇妙な純愛は、「怪奇恋愛作戦」の最重要要素のひとつだったりもするのですが。
- 3.オープニングテーマ、エンディングテーマについて
- 女王蜂も電気グルーヴも、80'S感満載のいかした楽曲で気に入っております。
- 4.音楽担当 鈴木慶一氏について
- 鈴木慶一氏は私のレーベル・パートナーでもあり、音楽ユニットNo Lie-Senseの相方でもありますが、なにより尊敬する大先輩ミュージシャンであります。近年は北野武作品の音楽担当として活躍する氏に劇伴をやってもらえたのはなんとも光栄。大真面目にコワイ音楽を作ってもらいました。
- ゲスト監督(5・6話)白石和彌監督について
- 白石監督はさすが映画で鳴らしただけあって、画作りがプロフェッショナルです。 白石さんの監督回は僕の回とはまた違い、じっとりとお話をみせてくれます。 雰囲気がいままでと変わりガラリとプロっぽくなるのでお楽しみに(笑)
ケラさんの世界にどっぷりと素敵なキャストと共に浸らせて頂きました。
僕にとって『怪奇恋愛作戦』は史上最大の作戦でした。お楽しみに。
確か2003年。北野武監督の「座頭市」の音楽を作っていたのと同時期に、わたしはKERA のミュージカル「Don't Trust over 30」の音楽を担当し、脚本が出来あがるのを今か今かと待っていたのだ。今年、北野武監督の「龍三と七人の子分たち」の音楽を作りながら、KERA の奇天烈な構想を聞き、今か今かと脚本と映像を待っていた。しかも、怪奇だ。恋愛作戦だ。面白くないわけがなかろう。おおいに楽しく、作曲させてもらった。2003年と違うのは、私とKERA がユニットを結成し、なんとナゴムからアルバムもリリースしている。このドラマ音楽が発展しナゴムからリリースされるかもしれない、と、予言しておこう。
- 脚本
- ケラリーノ・サンドロヴィッチ 関谷 崇 田中眞一 小峯裕之
- 音楽
- 鈴木慶一
- チーフプロデューサー
- 中川順平 (テレビ東京)
- コンテンツプロデューサー
- 五箇公貴 (テレビ東京)
- プロデューサー
- 濱谷晃一 (テレビ東京)
小松俊喜 (楽映舎) - イラスト
- ステレオテニス
- 宣伝ビジュアル
- 大島依堤亜
- 宣伝写真
- 鈴木心
- 制作
- テレビ東京/楽映舎
- 製作著作
- 「怪奇恋愛作戦」製作委員会
©「怪奇恋愛作戦」製作委員会