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ドラマ25「孤独のグルメ Season8」

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2019-11-14 1話につき50軒回ることも! スタッフが足で探す「孤独のグルメ」店探しの秘密

輸入雑貨商を営む井之頭五郎(松重豊)が、営業先で食事処に入り、食べたいものを味わい尽くす。ドラマ24「孤独のグルメ Season 8」(毎週金曜深夜0時12分放送/テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分放送)が、今シーズンも好評だ。

2012年1月にスタートし、今作で第8弾を数える深夜枠としては異例とも言えるロングシリーズ。人気の根底には、シーズンを重ねても「変わらないこと」を胸に、「毎回"ただ、目の前ものを食うこと"に集中する」と語る松重の真摯な姿勢はもとより(インタビューはこちら)、原作者・久住昌之も「スタッフ全員が漫画を読み込んで、世界観を大事にしてくれているので、すごく信頼している」と絶賛する(インタビューはこちら)制作チームのこだわりがある。

そこで、「孤独のグルメ」を舞台裏から支える小松幸敏プロデューサー(テレビ東京)、菊池武博プロデューサー(共同テレビ)に、シリーズ開始から変わらないこと、譲れないこと、そして視聴者の目には映らないところで尽力する制作チームの奮闘ぶりを聞いた。

kodoku_20191114_01.jpg写真左:菊池武博P 写真右:小松幸敏P

20kg太ったことも!? 店探しにおけるこだわり


──五郎が訪れたお店、食べたものは注目を集めます。お店選びには、シーズン1当初から「原作漫画に登場した店は使わない」という、原作者・久住さんとの約束があったとお聞きします。

小松「そうですね。ドラマスタッフが"自分の足で探す"こと。あと、これは約束ではありませんが、スタッフの中での決めごととして"食べ物を残さない"こと。ロケハンする際も、松重さんが一人でちゃんと食べられる量なのか確認するため、実際に同じ量をスタッフが食べています。ドラマが浸透してきたことで、お店のお母さんから『これも食べて』とサービスしていただいたりすることも。ちょっと大変ですけど(笑)、ありがたい話です」

菊池「これからはわかりませんが、一度出演されたゲストに他の役でお願いしないという僕らの中での決まりごともあって。できるだけ同じエリア、同じ駅は紹介しないとか。やれる限りはやっていこうというスタッフ内の決まりはいくつかあります」

──店探しの信条は「ネット禁止」だそうですが?

菊池「誤解のないようお伝えしたいのですが、このご時世、まったくネットを使わないということはないです。もちろんスタッフ全員、久住さんも実践されている五郎のスピリットはもっていて、"足で探す"というスタンスもシーズン1から変わらない。ですからネット禁止ではなく、いわゆるグルメサイトの星の数やグルメ情報には左右されない、という意味です」

小松「深夜枠ということで予算も人員も潤沢ではない中、限られた人数で、撮影日以外の日程で店探しをしなければならないという事情もあり、必要最低限のところでネットは使っていますよ(笑)」

kodoku_20191114_02.jpg「孤独のグルメ Season 8」第7話より

──そうしたハードスケジュールの中、その回を担当する監督、脚本家をはじめ、プロデューサーほかスタッフが自ら足を運び"味のある店"を探す。

菊池「そうですね。まず、最初にエリアを決めて。5~6人ほどのスタッフで"孤独のグルメらしい"お店を探しています。エリア以外にも、その周辺を歩いて気になるお店があれば入るので1日で1人4~5軒回ることも。多い時は、1話につき50軒くらい回ることもありますね。外観だけ見に行った店も含めると、大げさじゃなく100軒は回っているんじゃないでしょうか」

小松「さらに同じ店に何度も訪れて。味はもちろん、お店の雰囲気や店の人の様子など総合的に判断した上で撮影をお願いします」

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──シーズン4の特別編「真夏の博多出張スペシャル」を皮切りに、五郎の地方出張も定番となっています。

菊池「地方でロケハンする場合は東京周辺のように頻繁に行けないので、2泊3日ないしは3泊4日で、監督と脚本家、プロデューサー2人の4人で手分けして。時間がないため、それぞれが1日で10軒くらい回ったこともありました」

小松「僕は行けなかったんですけど、台湾ロケ(シーズン5、第4、5話)では3~4日しかロケハンの時間がなかったから、2班に分かれて街中に散って、必死でお店を探したと聞きます」

菊池「そうなんです。しかも、ロケ先が宜蘭(イーラン)という台北ほどメジャーではない場所だったものだから、誰もその街に行ったことがない。情報が何もないため、本当に大変でした。韓国ロケ(シーズン7、第9、10話)も"焼肉"というテーマだけ決まっていたのですが、知らない地域で苦労しましたね」

──ほかに、ご苦労といえば?

菊池「地上波はもちろん、BSやCS放送でも老舗のグルメ番組、情報番組がたくさんありますから。そこで紹介されたお店と"かぶらない"ことも心掛けています。それでも、やっぱりテレビや雑誌の取材が来ていた......となるので、『孤独のグルメ』ならではの切り口の店探しが難しいところです」

小松「あと、スタッフでロケハンに行くのでシーズンが終わると全員、太っちゃうのが困りもので......(笑)」

菊池「僕の場合、最大20kg太りました。何とか元に戻して、また次のシーズンで太って(笑)。もうちょっと早くお目当ての店を見つけられるようになれると、こんなに太らずに済むんですけど」

──久住さんは「孤独のグルメ」を続けるなかで、年々"(いい店の)引き"が強くなってきたと。スタッフのみなさんはいかがですか?

菊池「シーズン1のころに比べたら少しは"勘"が冴えてきたかな、と思います。"確かに美味しいし、お店や店員さんの雰囲気もステキなのだけど、果たしてこれが孤独のグルメっぽいのか?"、常に自問自答しながらスタッフ全員が日々店探しをしているので」

小松「例えば、外観。写真を見ながら"この佇まいなら、きっと五郎は引っかかるよね"という具合に、常に五郎の気持ちになって考えています。ただ30年、40年やっているからいい、新しいからダメ、というわけでもないですし。味は美味しいけれど、撮影条件に合う店内じゃなかったなど、難しいことも多々あって。久住さんの域に達するには、まだまだ修行が必要ですね」

"もういいお店はないだろう"と思っていても見つかっちゃう(笑)


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──今作でシーズン8。先にインタビューさせていただいた松重さんがおっしゃるには「奇をてらわない」「変わらない」ことが人気の秘密だろうと。

菊池「(シーズン5)より4K対応で撮ったり、今回からグルメパートで新兵器を導入するなど多少のアップデートはありながらも、基本的には何も変わらないですね」

小松「新兵器とは言っても、(中華料理店の円卓のような)回転台の上に置いた料理を監督が手動で回すというアナログなものなんですけど(笑)。みなさんを飽きさせないような工夫を試しつつ、やっていければと思っています。ほかにも、焼肉など何度か取り上げているものもありますが、その店ごとのこだわりやちょっと変わった料理をお見せするなど、毎回違った切り口を模索していきたいです」

──ドラマの構成は、五郎と顧客との商談から始まり。仕事を終えた五郎が空腹を満たすべく近隣の店を探して食事。そして店を出て感想を独白し、去り際にエンドロール。原作者の久住さんが店を訪れる「ふらっとQUSUMI」のコーナーで終了と、これもシーズン1から一貫しています。

菊池「最初のころは、お店の方に『食べ物を撮るのに何でそんな時間が掛かるの?』と言われて説明するのが大変でしたが、『孤独のグルメ』という名前が浸透してきた今は、ずいぶん楽になりました。とはいえ、いざ撮影をお願いさせていただく交渉をする時の反応や知名度といえば......体感で半々くらい。情報番組ではなくドラマであること。お店の方は出演しなくてもいいことなど、内容の説明に苦労することもまだまだあります」

小松「でも少し浸透してきたことで、以前のシーズンではNGだったお店にOKをいただけたり。それはやはり、この7年間の積み重ねだと思います」

kodoku_20191114_05.jpg「孤独のグルメ Season 8」第7話より


──撮影は1話を2日間で。そのスケジュールも、シーズン1から変わらず?

菊池「そうですね。松重さんが体力的に無理なく芝居ができるようにドラマパートを1日撮って、1日グルメパートを撮って。そのままロケバスや控室で五郎のモノローグを録って。その場に脚本家も同席して、松重さんのありのままの"心の声"を書いてもらっています。もともと少ない予算でやりくりするために工夫したやり方でしたが、食べた直後の新鮮な感覚が残っているうちに録ることで、よりリアルなお芝居ができると松重さんもおっしゃってくれています」

小松「控室とはいっても、お店の隅っこの方をお借りしたり。広い時でも公民館であったり、お寺の時もあったり。こうした環境のなか、松重さんには本当によくやっていただいています」

──松重さんが「最初のころは少人数で、照明部1人、録音部1人とかそれくらいの規模でやっていたのこと」とおっしゃっていましたが、現在はどれくらいの体制で撮影されているのですか?

菊池「各部署に1~2人、アシスタントが付くくらいは増えましたが、通常のドラマより少ない人数なのかとは思っています。最初のころは監督が店や商店街と交渉をしたり、僕が編集をしたり、一人何役もやっていて。そのころに比べたらかなり増えた印象があります(笑)」

──スタッフ全員が共有する"孤独イズム"と、たゆまぬ努力、そして知恵によって深夜ドラマでは異例のロングシリーズに。今後の目標はありますでしょうか?

菊池「毎回"このシーズンで終わり"という気持ちでお店のラインナップは全部出し切るので、ないと言えばないです(笑)。でも"もういいお店はないだろう"と思っていたら、あるんですよね。なんだか知らないけど見つかっちゃうので(笑)、その時々でベストな店を紹介する。これまでと変わらずやっていきたいです」

小松「シリーズを続けるためには、視聴者のみなさんと同じくらい松重さんへのプレゼントでもあるので、ここは、常に僕らスタッフの勝負どころだと思っています。今回のシリーズでも、松重さんがずいぶん前から食べたいとおっしゃっていたロールキャベツが初登場しましたが、僕らも松重さんをそのお店にお連れするのは本当にドキドキしました。こうした気持ちを忘れずやっていきたいと思います」

(取材・文/橋本達典)

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11月15日(金)深夜0時12分放送は、第7話「由比ガ浜のサバの燻製とスペアリブ」。五郎が訪れた町は「鎌倉・由比ガ浜」。134号線を望むドイツ家庭料理店でジャーマン風サバの燻製&トマト利いた骨なしスペアリブに出会う。

井之頭五郎(松重豊)は、由比ガ浜のハンバーガーショップのオーナーで昔からの知り合い中村真治(パパイヤ鈴木)との商談へ向かう。転職した中村の雰囲気はすっかり変わっていて......。商談を終えお腹が空いた五郎は海鮮モード。だが周りはカフェしか見当たらない。ようやく見つけたドイツ家庭料理店に入ったが人気が無く......店を後にしようとした瞬間ママ(かたせ梨乃)がやってきて席に案内されたが独特な迫力に思わずおののいてしまう。

番組情報INFORMATION

出演者

【主演】松重豊

2019-10-24 他人がつけた点数とか星の数とか、どーでもよくなる。それが「孤独のグルメ」かもしれない 久住昌之インタビュー後編

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深夜の人気グルメドキュメンタリードラマの第8弾、ドラマ24「孤独のグルメ Season 8」(毎週金曜深夜0時12分放送/テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分放送)。

主人公・井之頭五郎を演じる松重豊の真摯な姿勢はもとより、実在する"味な店"を自らの足で探すスタッフのこだわり、そして、何より本作の原作者・久住昌之の"食"に対するブレない思い──。

「孤独のグルメ」の世界観を支える久住昌之インタビュー前編では深夜の長寿シリーズの人気ぶりを聞いたが、後編では1994年の原作連載スタート時より標榜する"グルメ観"、"久住流の店選び"、そして、原作で作画を担当された故・谷口ジロー氏が伝えた"孤独イズム"とは何か? ぞんぶんに語っていただこう!

「マズかった」ではなく「ヒドかった~!」は面白い


──インタビュー前編では「僕自身はお店というものにこだわりがなくて。近所のおいしい店、食べやすい店でいいんですよ。昔から新しい店を開拓しようとか、いわゆるグルメみたいなことにあまり興味がない」とおっしゃっていましたが、久住さんご自身はどうやって店を選ぶのでしょうか?

「基本"勘"です(笑)。漫画「孤独のグルメ」では締め切りが近づいてきて、パッと思いついたら行く。"そう言えば○○町って行ったことがないな""あの駅で降りたことがないなあ"と思うと、地図を見て、すぐ出掛ける。周りのことなんて調べない。そして、ひたすら歩く。そうするとお腹が減ってくるから、五郎のように本気になってきて、入るべき店を必死で探す。で、店構えや看板を、穴のあくほど見て、入るお店を決める。入ったら、メニューを1文字逃さず読んで、何を食べるべきかを一生懸命考えるんですよ。

昔っからそうで。その方がドキドキするし、店に入って料理を頼んでからも"本当にココでよかったのかな...?"なんて、困ったり迷ったりするのがおもしろい。勘と想像力と観察力を総動員して、真剣勝負する。それでうまそうだと思って店に入ってマズくても、それはそれ。そこにドラマがあるんだから。極端に言えば、考えに考えて、まずいもの頼んでしまった方が笑える。でもそうもいかない(笑)。大事なのは、物語はオイシイかマズイかではない、ということ。そうやって店を探すと、(1994年の連載スタートから)20何年か経った今でも驚くことがありますから。一人の想像力なんて、現実に比べたら小さいと思わされます」

──最近では、どんなことに驚かれましたか?

「この間、高円寺の中華料理屋さんで、すっごく迷った挙句、焼きそばを頼んだんですけど、すかさず『ソースですか? しょうゆですか?』って聞かれて。どこにも書いてないから、 "えっ!? えーっと......"って面食らっちゃって。そういう時のドギマギがおもしろいんだよね。で、結果、心の中で"ビールも付けたからソース味でよかったかなあ"とか。しょうゆ味が気になりつつも、自分を納得させようとしたりして(笑)」

──同じく前編では「"この店で一体、何を食べればいいんだろう?""あれは何なんだろう?"と、メニューを眺めるところから勝負が始まる。そこがおもしろい」と。

「例えハズレの店に入って"なんだ失敗じゃーん!"と思ったとしても、そこから勝ちに持っていくっていうのが"勝負"の醍醐味で。"ツマんないなあ"と思ったその中から、何かしらおもしろいと思えることを探して持って帰る。変なメニューでもいい、店員さんや常連客のことでもいい。ただ『あの店、マズかった』だと、『あぁ、そーなんだ』となるだけだけど、『聞いてよ、ヒドかった~!』と話せれば、みんな面白くなる。自分で選んだ店だからには、ただ負けにはしない(笑)。

だから、ネットのクチコミサイトとかで検索して行くと、そこが答え合わせになっちゃうからおもしろくないんだよね。悩んだり困ったり、逆にツマんな過ぎておもしろかったとか(笑)。作る方の人間は、何だっていいから実感しないとダメ。要は"自分で選ぶ"ってことが大事なんだ」

──自分で選んで、その中で五郎さんのように自分の好みの店や味を知る。

「情報に頼らず自分で店を選んでっていうのを重ねていくと、おいしい店がわかるようになるのではなく、自分がどういう店や味が好きかがわかる。つまり、店ではなく、自分の好み、自分のことがわかってくる。そうすると、他人がつけた点数とか、星の数とか、どーでもよくなる。そのほうが、楽になっていくと思いませんか? それが『孤独のグルメ』かもしれない」

久住流"なーんか面白い"店の見つけ方


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──勘を頼りに歩くなか、ピンとくる店はどんな店ですか?

「地方に行くと、古くから地元で愛されている店に行きたくなるんです。30年なら30年間、そこで愛された理由が何かあるわけで。いくら外観が古くても怪しくても、きっと何かあるんだろうなって思うから。でも、建て替えたところもあって。パッと見わからないことも多い。そこが難しいところ。だからよく見て、勘を働かせて、想像するんですよ。どこかに小さなヒントが見つかる。

この間も九州に行った時に、佐賀で牡蠣焼きを食べようと車ででかけたものの、ま~見つからないんですよね、店が。周りは畑ばっかりだし。ようやく見つけたと思ったら、ビニールハウスみたいな建物(笑)。でも、なーんか面白いんですよ。大真面目なんだけど、どこか笑っちゃうような雰囲気がある」

──なんだかイヤ~な予感も......(笑)

「実際、そんな予感もしたんだけど(笑)、食べたらすごくおいしいんです。で、"せっかく苦労して来たんだから牡蠣のほかにも何か食べよう"と思って、"イカでも焼くか"っていったら、メニューのイカの下に小さく(呼子)って書いてあるんです。"呼子ってテレビでイカ刺しが話題の?"を頼んだら......これが、ものすごくうまい! "こんなにおいしいイカ焼きを食べたことがない!"っていうくらい、うまい。呼子のイカは動いてるイカ刺しより、焼いた方が数段うまい、と知った」

最初に軍手を渡されて、自分でやれって感じの店で。だだっ広い建物に男二人、ぽつーんと座って(笑)。おばちゃんは、つっけんどんな感じでね。でも、牡蠣はおいしいし、頼んだイカもべらぼうにおいしい。驚いて、うまいうまい言ってたら、おばちゃんもだんだん話し始めて。これって『孤独のグルメ』っぽいな~と。牡蠣焼きを食べに行ったのに、道に迷って、客は自分たち男二人、寒々しいし、不安だし、やさしくされないし(笑)。でも意外なものが意外においしくて、驚いて"終わってみたら味も雰囲気もサイコーの店だったね"っていう。こういうのを僕は作りたいんですよ、漫画でもドラマでも」

kodoku_20191024_03.jpg「孤独のグルメ Season 8」第4話より

──「孤独のグルメ」のスタッフも、プロデューサーをはじめ脚本家までが実際に食べ歩き、店を探しているんですよね。

「僕は基本店選びにはノータッチだけど、プロデューサー以下、スタッフ全員が漫画を読み込んで、世界観を大事にしてくれているので、すごく信頼していて。店を探している最中でも、必ず漫画という原点に立ち返って"五郎なら行くか行かないか"を基準に考えてくれる。松重さんがちゃんと全部、食べ切れるのか? スタッフの誰かしらが必ず全てを食べていますね。

先ほどの佐賀でも、地元で海苔漁をしてるおじいさんに『あの番組(孤独のグルメ)はいいよ。だって全部、食べてるだろ?』って言われたんですよ。聞けば知り合いのところにグルメ番組のロケがやって来て、ほんのちょっとしか食べないで帰ったと。そこの家の人は、都会から来てくれるって前の晩から一生懸命、料理を作ったのに、スタッフも手をつけずに帰ったって。『それなのに、あの番組(孤独のグルメ)は全部うまそうに食べるし、ちゃんとごちそうさまも言うだろ? だからいい!』って力説されて。やり逃げでなく、周到な準備と体を張って時間をかけてるのが、そう見えるのかな、と思ってありがたかったです」

──シーズン8まで続いたのは、そういう実直なもの作りの積み重ねなんでしょうね。

「撮影に入っても、実在する店でロケをやって。そこに店主と似た雰囲気の役者さんをわざわざ呼んで。五郎のモノローグを別に録音して。その回のための音楽作って。そういう二重三重の面倒くさいことを丁寧にやってくれるスタッフなので、安心して任せられます。

僕は脚本の五郎のセリフだけ、修正させてもらっています。漫画と決定的に違うのは、セリフは松重さんに当てて書いていること。あの声、あの言い回しで言うと、おもしろそうだなっていうことを書いている。脚本家も僕が直すのをわかってて、例えば<ここ世田谷で誰も知らない○○という料理に出会った>みたいな五郎なら言わないようなまとめの言葉を入れてくるので、ぜ~んぶ赤で消しちゃいますが(笑)。せっかく書いてくれたのに、悪いんですが」

谷口イズムがスタッフにも受け継がれている


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──久住さんご自身は、一昨年に亡くなられた谷口ジローさんにもの作りの姿勢を教わったとか?

「亡くなった谷口さんが教えてくれた大切なことは、丁寧に時間をかけて作ったものは、いつまでも、何度でも見られる、ということです。毎回たった8ページの漫画を1週間くらいかけてやっていたんです。谷口さんはアシスタントを2人つけていたので完全に赤字なんです。単行本が売れて、やっと元が取れる。そんな仕事の仕方する漫画家、いません。でも、だからこそ、何度も読んでもらえる漫画になった。

谷口さんの遺言のような鉛筆の走り書きがあって。<何度も何度もボロボロになるまで読んでもらえるような漫画を描きたい。それだけがボクの願いです>と書いてあったのですが、『先生、みなさん読んでます! 世界中で』と言いたいですね。決して手を抜かず、おもしろいものを作る。その姿勢はドラマのスタッフにも受け継がれていると思います」

kodoku_20191024_05.jpg「孤独のグルメ Season 8」第4話より

──ちなみに、原作を作るとき最初に久住さんの頭の中にあった五郎像というのは?

「ないです。スーツで、いっぱい食べられるがっしりした体つきの人、っていうくらい。自分の憧れも込めて。青びょうたんは、スーパーヒーローを描くものなんですよ。その代わり、酒を飲めないように弱点を作って(笑)。あとは全部、谷口さんの描かれた五郎を見てから、こんなことをさせよう、言わせよう、と考えました。

ただ、ドラマが始まってから2015年まで、十数年ぶりの続編漫画原作を書いたのですが、話を考えているとどうしても松重さんの声が聞こえてきちゃうんですよ(笑)。漫画がドラマに引っ張られちゃって、ずいぶん困りましたね」

──では最後に、全国の「孤独のグルメ」ファンにメッセージをお願いします。

「僕自身、まだまだだなと思います。旅するたびに、小さな日常に驚かされ、もっと面白いものが作れるはずだって思いしらされます。

実は、漫画の「孤独のグルメ」には、描かれなかった幻の最終話があるんです。そんまま谷口さんは逝ってしまったのだけど、これを僕は谷口さんのメッセージだと勝手に受け取っているんですね。どんなすごい人でも、途中で終わるんだよ、と。だから『孤独のグルメ』も、いつ終わってもいいように、毎回全力で、腹ペコになって右往左往する五郎を描きたいです。

シーズン8も、いつもどおりオチもなく、何も変わらず(笑)作っていくので、そのワンパターンの美学をお楽しみください」

【プロフィール】
久住昌之(くすみ・まさゆき)
1958年7月15日生まれ。東京都出身。1981年、和泉晴紀とのコンビ・泉昌之の「夜行」で漫画家デビュー。実弟の久住卓也とのユニット「Q.B.B.」の『中学生日記』で文藝春秋漫画賞を受賞。ベストセラー「孤独のグルメ」、「孤独のグルメ2」(作画・谷口ジロー)、「花のズボラ飯」(作画・水沢悦子)、「野武士のグルメ」(作画・土山しげる)の原作を担当。その他、エッセイ、切り絵、童話のみならずミュージシャンとしても活躍を続けている。
オフィシャルサイト:https://sionss.co.jp/qusumi/

(取材・文/橋本達典)

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次回10月25日(金)深夜0時12分放送のドラマ24「孤独のグルメ Season8」第4話は、「埼玉県新座市の肉汁うどんと西東京市ひばりが丘のカステラパンケーキ」。予告動画をチェック!

番組情報INFORMATION

出演者

【主演】松重豊

2019-10-17 "孤独な"ではなく"孤独の"であることが大事! 原作者・久住昌之が人気作に込めた思いを語る:孤独のグルメ

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深夜の人気グルメドキュメンタリードラマの第8弾、ドラマ24「孤独のグルメ Season 8」(毎週金曜深夜0時12分放送/テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分放送)。

原作は、ヨーロッパをはじめ韓国・中国・台湾ほか世界10ヵ国でも翻訳出版されている原作・久住昌之×作画・谷口ジローの同名ベストセラーコミック。主人公は、ご存じ輸入雑貨商を営む、ごく普通の中年男・井之頭五郎だ。

ストーリーといえば、そんな彼が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、その時々で「食べたい!」と思ったものを自由に食すだけ。料理のうんちくもなければ、店にまつわるヒストリーやレシピなどの情報もほとんど紹介されない。しかしながら、五郎を演じる松重豊の見事な食べっぷりもあって、放送時には「おいしそう!」「腹が減ってきた」などなど、空腹をもよおす視聴者が続出! なかには、ドラマに登場した店を訪れる、いわゆる"聖地巡礼者"まで。韓国・中国・ドイツ・スペイン・ブラジルなどで翻訳版が出版され(台湾ではリメイク版『美食不孤單』を制作)、韓国では2018年に最も愛された海外ドラマに与えられる賞を受賞したことなどから、近年は店を巡る海外ファンも多いという。

人気の根底には、シーズンを重ねても「変わらないこと」を大事に、「毎回"ただ、目の前にあるものを食うこと"に集中する」と語る松重の真摯な姿勢はもとより(松重豊インタビューはこちら!)、実在する"味な店"を自らの足で探す、スタッフのこだわりっぷり。そして、何より本作の原作者の"食"に対するブレない思いがある。そこで「孤独のグルメ」の世界観を支える久住に、シーズン8を迎えた現在の心境、1994年の連載開始時に「"孤独の"グルメ」というタイトルに込めた、その思いを聞いた。

海外でも人気! 「おいしそう」と思うのは世界共通


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──このたび「孤独のグルメ」のシーズン8がスタート。深夜ドラマとしては異例の長期シリーズとなっていますが、街中で人気を実感されることも増えたのではないでしょうか?

「そうですね、何年か前からか、よく声をかけられるようになって。『孤独のグルメ』に登場した店巡りをしてる若者とか。ある時は都内の温泉で『あの......久住さんですか?』と、声をかけられたこともありました。裸で(笑)」

──久住さんご本人が登場する、ドラマ終了後のコーナー「ふらっとQUSUMI」も好評です。

「クドカン(宮藤官九郎)には『最後に原作者が出てきて酒飲むなんてズルいよ~』って言われましたね(笑)。でも、地方の初めて入る居酒屋で"顔バレ"することが増えちゃったので、ちょっと困ってますけど(笑)」

──原作漫画やドラマの店を巡る、いわゆる聖地巡礼者も多いと聞きます。

「ある店で、女性のお客さんが五郎と同じものを注文したので、店の人が『女性のお客さんでその量は食べられませんよ』って言ったら、『いいんです。五郎さんがどのくらいお腹いっぱいになったのか食べてみたいんです』って聞かないんだって(笑)。ほかにも、本当はビールが飲みたいのに(お酒の苦手な五郎のように)ウーロン茶を頼んだり。五郎の行動を追体験したい人も多いようで。

テレビに出たことで、店が混んで迷惑をかけることが一番心配だったんだけど、放送のあと店主さんに聞きに行くと『いやー、大変でしたよ~』とか言うものの、みなさんどこか楽しそうで安心しましたね。(テレビを見て来た)お客さんは静かで行儀がいいらしい。店主は『みんな五郎さんになって食べてるからだね』なんて(笑)」

──原作コミックは、ヨーロッパをはじめ南米や東アジア10ヵ国で翻訳出版され、ドラマも韓国・中国・台湾など8ヵ国で放送されるなど、今や世界の『孤独のグルメ』となりました。海外からの反響はいかがですか?

「中国や韓国からの旅行者にも声をかけられることがあります。ちょっと前も、ドラマに登場した店で中国から来たというグループに『一緒に写真を撮りたい』と言われて撮影に応じていたら、今度は別の人がやって来て、『私も写真をお願いします』とか。その店には、毎週のように海外からのお客が訪れるそうです」

──ロケ取材をさせてもらったシーズン8の第1話、横浜中華街のロケでは、アジア以外の観光客の方からも「Oh~GORO!」「Nice Guy~!」などと声が飛んでいました。

「そりゃあ、すごい。国同士では考えもいろいろ違うんだろうけど、おいしいものを食べているのを見ると『おいしそう!』と思うのは、世界共通ということでしょうかね。前に外国の人に『見たこともない料理だけど、おいしそうに食べてるから食べてみたい』って言われて、ああ、そういうことか、って」

──松重さんも「毎回"ただ目の前にあるものを食うこと"に集中するのみ」と。「孤独のグルメ」では、料理のうんちくなどの情報よりも、五郎さん=松重さんがおいしそうに食べていることが何より大事なんですね。

「松重さんは毎回、大変だと思うけど、大食いなのに、品があるよね。その姿を丁寧にゆったり撮っているから、海外の人も"おいしそう""食べてみたい"と感じてくれるんだと思います」

上海でふらっと入った店が、あの有名歌手行きつけだった


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──海外に出かられけた際、現地の方から声をかけられるということも?

「声をかけられたんじゃないけど、2年ほど前にThe Screen Tones(ザ・スクリーントーンズ/※注1)の公演で上海に行った時に、向こうのメディアに取材されて。そこのディレクターが『通りを歩きながら気になる店に入ってください』って。しかも、えらく郊外の街で」

※注1:The Screen Tones(ザ・スクリーントーンズ)
ご自身も所属する音楽制作家集団。「孤独のグルメ」の主題歌をはじめ、全シーズンの音楽も手掛ける。

──久住さんに五郎さんをやれと(笑)。ずいぶんな"むちゃぶり"ですねー。

「言葉もわかんないし、カメラは3台も回ってるし"こりゃあプレッシャーだな~"と思って。そうしたら、外にメニューも写真も貼ってない、値段も何もわからない"これは勝負の店だな......"って店があって(笑)。ふと中を見ると、おじさんが手招きをしていてね。いざ入ってみると、『あなた日本人か?この店には有名な日本の歌手が来るんだ』って言うわけ。

その2ヶ月くらい前だったかな? 谷村新司さんとお話する機会があって。聞けば『孤独のグルメ』の大ファンだそうで、ドラマに出てくるような店も大好きなんですって。で、谷村さんは上海の大学(上海音楽学院)で教えていらっしゃるから『学生によく行く店はどこか聞いて、僕もそこに通っているんです』と......」

──もしかして、その歌手が...?

「まさに! その日本の歌手というのが谷村さんで。さらには、その店のおじさんも『孤独のグルメ』のことを知っていて。一緒にいた人たちに『久住さん、"引き"強すぎ!』『どうやって当たりの店を見つけるんですか?』って驚かれましたね~、本当に偶然なんだけど。あんなに広い上海の、あんな郊外にある店で2度びっくりすることが起きました」

3歳も口ずさむ"ゴロ~♪" 夫婦で店巡りを楽しむファンも


kodoku_20191017_04.jpg「孤独のグルメ Season 8」第3話より

──世界各地への広まりもそうですが、視聴者の年齢層が幅広いのも、「孤独のグルメ」の特徴です。

「シーズン2が終わった時だったかな? スクリーントーンズのライブをやったら子連れのお客さんが、『子どもが楽しみに見ています』と。それが、なんと3歳! 家で"ゴロ~♪ ゴロ~♪"って、エンディングテーマ(『五郎の12PM』)を歌ってるんですって(笑)。当時は"3歳で何がおもしろいんだろうな?"と思ってたんだけど、その子がもう小学校4年生とか5年生になるわけでしょう? びっくりしちゃうよね。"祖母も見てます"とか聞くし、視聴者の層は厚くなってますね」

──視聴形態もさまざまで、就寝前に一人でひっそりと見る人が多い......のかと思いきや、ご夫婦やご家族でご覧になる方も増えているそうです。

「『孤独のグルメ』に出てきた店を、あそこに行きたい、あれが食べたいと話しては、休みに夫婦で店巡りしてる話も聞きます。

谷村さんと話した時も、『久住さん、やっぱり"孤独"は、おじさんウケがいいんでしょうね?』と聞かれたんで、『それがね、"結婚して揃って同じドラマを見るのはこれが初めてです!"なんていう話を最近よく聞くんです』って言ったんですよ。そうしたら谷村さんが、『実は......ウチも女房と見てるんです』って恥ずかしそうに(笑)。声をひそめて言ったところが、すごく孤独っぽくて、うれしかったな~」

"孤独な"ではなく"孤独の"グルメ


kodoku_20191017_05.jpg「孤独のグルメ Season 8」第3話より

──では、シーズン8まで続けられて改めて思う、7年間の歴史を感じるエピソードはありますか?

「1994年に連載がスタートした漫画『孤独のグルメ』を最初に担当した編集者が、小説版の『孤独のグルメ』(『小説 孤独のグルメ 望郷篇』壹岐真也著/扶桑社刊)を出したんです。今回のドラマのスタートと同時に出版したんですけど、それは何だか不思議な気分でした。自分の作った五郎を、『孤独のグルメ』を一緒に考えた人とはいえ、ほかの人が書く。読んで、五郎の違った一面を見た気がして。

僕が描くのは、ほとんどが食べている時の五郎の独白だけど、小説には彼の内面が書かれていた。"こんな五郎もいいな、こんなテイストもいいもんだな"と。それが7年間の歴史を感じるというか、作品の広がりを感じた一番のエピソードでした」

──漫画の初版本の帯に<グルメの後にくるもの>という名コピーを書かれた初代の編集者さんですね。

「バブル時代にグルメブームというものがあって、それに反発するような意味合いで連載が企画されたんですけど、僕自身はお店というものにこだわりがなくて。近所のおいしい店、食べやすい店でいいんですよ。昔から新しい店を開拓しようとか、いわゆるグルメみたいなことにあまり興味がないので。

それで、うんちくだの名店だの関係ない食べ物漫画をやってみようと。編集者とは何度も何度も打ち合わせをして、作画を谷口ジローさんにお願いして。他人は関係ない、"自分だけのグルメ"って意味で『孤独のグルメ』というタイトルに決まったんです」

──「独りで食べているご飯」だから「孤独のグルメ」と思われる向きもありますが、「他人は別に関係ない」という意味での"孤独"。

「グルメって、人との比較の話で。他人よりもおいしいものがわかる人が、いわゆるグルマン(フランス語のグルメに対応する形容詞)なんです。その点『孤独のグルメ』は孤独の話なんだから、人は別に関係がない。自分がおいしければそれでいい。だから"孤独な"ではなく、"孤独の"グルメ。 "孤独な"は寂しいけど"孤独の"は寂しくない」

──先にインタビューさせていただいた松重豊さんも「原作では井之頭が失敗するエピソードもありますから、可能ならばやってみたい」と、おっしゃっていました。

「現代は失敗したくないからって、すぐ検索して調べるでしょ? 五郎は、自分の足と勘に頼って店を探す。だから失敗もありです。ボク自身失敗するし。でもドラマでは実際にある店で撮影するので、店のこと思うと、失敗させにくい(笑)。

もうひとつ、何人かでいると、『どうする?』なんて相談した結果、全員の平均の無難な店に落ち着いたりしてツマんないんです。基本、失敗しない。一人だと、一人でなんとかしなきゃならない。そこがおもしろい。調べないで行くと"この店では一体、何を食べればアタリなんだろう?""あの見知らぬ一品は何なんだろう?"と、メニューをよーく眺めて考えないとならないでしょう? でもそれがボクはおもしろいです、結果的に大失敗も含めて(笑)。

シーズン8のシナリオでも、五郎が店でメニューを見たら、わかんないものがいっぱいあって。でも出来上がってくる料理がまた全部おいしそうで、五郎は果てしなく悩むっていうシーンがあって(笑)。悶え苦しんでると、新しい客が『○○ください』って、メニューにも書いてないうまそうなもの頼んで(笑)。さすがは7年間もやってる『孤独のグルメ』のスタッフ、いい店見つけてくるな~と感心しました」

次週、久住昌之インタビュー後編を公開。

【プロフィール】
久住昌之(くすみ・まさゆき)
1958年7月15日生まれ。東京都出身。1981年、和泉晴紀とのコンビ・泉昌之の「夜行」で漫画家デビュー。実弟の久住卓也とのユニット「Q.B.B.」の『中学生日記』で文藝春秋漫画賞を受賞。ベストセラー「孤独のグルメ」、「孤独のグルメ2」(作画・谷口ジロー)、「花のズボラ飯」(作画・水沢悦子)、「野武士のグルメ」(作画・土山しげる)の原作を担当。その他、エッセイ、切り絵、童話のみならずミュージシャンとしても活躍を続けている。
オフィシャルサイト:https://sionss.co.jp/qusumi/

(取材・文/橋本達典)

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次回10月18日(金)深夜0時20分放送のドラマ24「孤独のグルメ Season8」第3話は、「銀座のBarのロールキャベツ定食」。

番組情報INFORMATION

出演者

【主演】松重豊

2019-10-12 俺は今、キャベツの優しさに包まれている......飯がグイグイ進むロールキャベツ:孤独のグルメ

次回10月18日(金)深夜0時20分放送のドラマ24「孤独のグルメ Season8」第3話は、「銀座のBarのロールキャベツ定食」。予告動画を見ると......腹が減ってきた。

ここで10月11日(金)放送の第2話を振り返る。

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第2話
「杉並区高井戸のタンステーキとミートパトラ」

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井の頭線で高井戸へやってきた井之頭五郎(松重豊) は、迷いながらも待ち合わせ場所の【cafe工房 木突木】に到着する。商談相手は笑顔が可愛らしい沢村まどか(上白石萌音)。ところが商品を即決したかと思うと、沢村は高い値引き交渉を仕掛けてくる。実は20代前半という若さながら婚活パーティーを主催する会社社長で、五郎も苦笑いしてしまうほど、なかなかのヤリ手だった――。

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商談を終え、運動がてら歩いて中央線の駅へ向かおうとすると、一見オフィスビルのような【レストラン EAT】に遭遇する。しかし表にはメニューがなく、手掛かりは看板に描かれた牛のマークのみ。窓から店の様子を伺うと、窓際に座るカップルのテーブルにおいしそうなシチューやステーキが...。

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「こんなの見ちゃったら腹が減る」と、店に入った五郎は、レストランのお母さん(中尾ミエ)に了解を得て、カウンター席を陣取る。そこは目の前で調理が見られる、ステージ最前列のような良席だと思ったが、厨房から出来上がった料理が次々と目の前を通り過ぎ、さらにメニュー表には「ア・レ」や「ミートパトラ」など、イメージがわかない初耳料理......次々と繰り出されるメニューと料理の波状攻撃に、五郎は何を注文すべきか混乱するが、"ガーリック醤油ソース"に惹かれ「タンステーキ」を注文。

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ランチセットということで、「チャーチャースープ」と「自家製ドレッシングのプチサラダ」も付いてきたが、このスープと自家製ドレッシングが絶品!メインの「タンステーキ」も、その分厚さとは相反する柔らかさで、五郎は幸せを噛み締める。

これで終わりかと思いきや、「食べずに帰ると絶対に後悔する」と、「ミートパトラ」を追加注文。辛口の挽肉のミート感、とろーり卵のコンビネーションに感動した五郎は、また必ず来店する事を誓うのであった。

<高井戸編・レストラン EAT>
・お電話での予約や問い合わせはご遠慮ください

ゲスト:上白石萌音 中尾ミエ

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出演者

【主演】松重豊

2019-10-03 松重豊「『毎回、同じことやってるな』と思いながら、ついつい見ちゃう。それくらいでちょうどいい」:孤独のグルメ

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"ゴロー~♪~ゴロー~♪~ゴロー~♪~イノガシラ、フゥ~"
おなじみのテーマソング「五郎の12PM」とともに、あの男が帰って来る!

輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(いのがしら・ごろう)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いた「孤独のグルメ」。その第8弾となるドラマ24「孤独のグルメ Season 8」(毎週金曜深夜0時12分放送)が、10月4日(金)スタート。

本作は、原作・久住昌之、画・谷口ジローの同名ロングセラーコミックをもとにしたグルメドキュメンタリードラマ。2012年1月、深夜に放送がスタートするや、食欲をそそる料理と五郎の大胆な"食べっぷり"や、ときにメニューに迷い、ときに料理に歓喜する"心の声"がジワジワと話題に。シリーズを重ねるごとに視聴率が上昇し、昨年に放送されたシーズン7第1話では、シリーズ最高視聴率5.1%を記録。また、大晦日の夜には2年連続で生ドラマ放送するなど、大きな反響を呼んだ。

このたび連続ドラマとしては、おおよそ1年半ぶりの始動。満を持しての最新シーズンとなる今回は、「初心忘るべからず」を念頭に、初のスイーツメイン回やグルメカットに新兵器が投入されるなど、さまざまな仕掛けに挑むとのことだが、果たして......!?

そこで、横浜中華街からスタートする第1話のロケ地に、主人公・五郎を演じる松重豊を訪ね、シーズン8の見どころ、手応えを聞いた。

「OH~、ゴロウ!」横浜中華街ロケ、外国人観光客からも大人気


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──第1話の撮影、どうもお疲れさまでした! のっけから、ずいぶん賑やかなロケでしたね。

「こうした有名繁華街や観光地でロケすることはあまりないので、いつになく賑やかでした。普段は、どちらかというとひっそりした裏路地とか小さな駅の小さな商店街が舞台ですから。8シーズン目の初回をどうにか派手なスタートにしたいという、スタッフの思惑が見え見えで(笑)、こちらはへとへとになって大変ですが」

──(笑)、とはいえですね、シーズン8の始動に歓喜する「孤独のグルメ」ファンは多く。ロケ中も、「あ、五郎さんだ」との声がそこかしこで聞かれ、中には「OH~、ゴロウ! グッドガイ」と叫ぶ女性の外国人観光客の方もいらっしゃったり。

「本当のところ、なぜ人気なのか? その理由はわからないんですけれど、東アジアを中心に海外の方も大勢、見てくださっているとのことで、うれしい限りですね。"おいしいものを食べたい"という欲求は世界共通、変わらないのかなと」

──ここ数年のグルメドラマブームをけん引。この人気ぶり、反響をどう思われますか?

「こちらの意識は何も変わらないんですけどね。毎回"ただ、目の前にあるものを食べること"に集中するしかないので、別にアジアのお客さまに向けて──とか、そうした意識もなく。でも、8シーズンも続いて、待ちわびてくれているファンの方がいらっしゃることは純粋にありがたいことですし。逆に言えば、だからこそ8シーズンも続けられているわけだし。おかげさまで、毎回おいしいものを食べられていますしね(笑)。最初のシーズンが始まったときは予想だにしなかった不思議な展開に戸惑うところもありますが、今回も楽しんでやりたいです」

新兵器投入に「ツマんなかったら却下ですね(笑)」


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──その期待の最新シーズン。「初心忘るべからず」を念頭に、初のスイーツメイン回やグルメカットに新兵器が投入されるなど、さまざまな仕掛けに挑むとのことですが......(ここでプロデューサーのグルメカットの新兵器についての解説を聞き)

「そういうね、余計なことをすると失敗するんですよ。スタッフにしても、最初はもっと少人数で、照明部1人、録音部1人とかそれくらいの規模でやっていたんですけど、クオリティ自体は今とそんなに変わらない。だったら奇をてらったことをやる必要はないと思うんだけどな。だからもし、その撮影法がツマんなかったら却下ですね(笑)」

──ともあれ、新兵器の出来上がりのほどを楽しみにするとしまして。初のスイーツメイン回に期待されることは?

「シーズン2のときに放送時間が伸びたので(30分から47分間に拡大)、『原作にもあるスイーツをやってみては?』と、僕の方から提案したことがあるんですけど、ようやく念願が叶いそうです。昔から甘いものが好きで、お酒をやめてからは、より1日の中での甘いものへの比重が増していて、大切な時間になっているので」

──ほか、出張編では「孤独のグルメ」ファン必見の地域に初上陸&新たな挑戦も、と聞いております。

「毎回、出張のときに日数がなくて撮影がいっぱいいっぱいになっちゃうんで(笑)、今回は余裕が欲しいかな、とは思いますが、どこに行くにしろ、初めての地域というのは楽しみですよね」

──前シーズンでは韓国ロケがありましたが、今後、海外で行きたい国や場所はありますか?

「スタッフともども飯を食いながら、"あそこはどうだろう?"と、あれこれ夢想していますが、海外となると、やはり中国、台湾、韓国でしょうか。東アジアの大勢の友人たちに会いたいです。ほかにも、具体的に"どこに行きたい"ということはありませんが、"おいしいもの"があれば、世界中どこにでも行ってみたいです」

松重豊流お店の選び方


──「おいしいものを食べたい」との一念からか、ファンの間では「食材かぶり」と呼ばれている、例えば豚肉料理に豚汁を頼んだりする五郎さんですが、松重さんご自身は、そうした五郎的な状態に置かれることは?

「もちろん、地方ロケなんかに行くと、どこに入ればいいのか、何を食べればいいのか悩んで、井之頭と同じように成功することもあれば失敗することもあります。ただ、最近は人気のおかげか孤独に食べているつもりでも、誰かしらに話しかけられたり。お店の側からサービスで何か一品出てきたり。"食べるときは自由でありたい"という、本来の井之頭的なテーマからちょっと離れた生活をせざるを得なくはなっていますが、基本的には変わらないですね。おいしいものを、自由に食べています」

──では、松重さん流のお店選びは?

「別段ないですけど、やはり井之頭を演じている手前、裏路地でひっそりとやっているお店に極力、行くべきなんだろうなとは思いますよね。そういう意味では役を引きずって店選びをしています。そこにしかない店、そこでしか食べられないものを探すようにはしていますね。井之頭にしても、同じみそ汁でも、"このおばちゃんが作るみそ汁は違う"というものを食べたくて右往左往しているんだと思いますから」

「気を張らず。奇をてらわずにやっていければ」


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──8年の重みじゃないですけど、中には再開発などで変わってしまった街並みや店舗もあるわけで、ひとつの記録としても「孤独のグルメ」が果たす役割りは大きいんじゃないかと。そのあたり、いかがでしょうか?

「当然、街並みが変化したり、昔あったお店がなくなるのは寂しいことだしノスタルジーも感じますし、映像として記録される意義もあるでしょうが、街も店も人も生き物だし、進化する過程でなくなるものはなくなり、消えていくものは消えていっていいと思うんですよ。井之頭も、"今、何がおいしいか?"しか、頭にはないと思いますし。それがその時代、その時代の『孤独のグルメ』なんだと思います。その場所、その時間、その日の気候で何が食いたいか。平成~令和と時代は変わっても、井之頭自身の欲望は何も変わらないんです」

──お話をお聞きしていますと、「変わらないこと」が長寿の秘けつという気がしますが、今後、新たにやってみたいことはありますか?

「できるかどうかはわかりませんが、原作では井之頭が失敗するエピソードもありますからね。可能ならばやってみたいですし。やはり、せっかくこうしたドラマをやらせてもらっているからには新しいもの、食べたことのないものに挑戦したい。かと言って、先ほどから言っているよう、気を張らず。奇をてらわずにやっていければなと」

──最後に、改めましてシーズン8の見どころをお願いします。

「おっしゃったように"何も変わらない"のが『孤独のグルメ』なので別段、何もないんですよね(笑)。"初心"も何も、目の前にあるものを旨そうに食ってる。ただ、それだけなので。ですから、僕は食べることにのみ集中する。新兵器とか大そうなこと言ってますが、たいしたことないと思うので(笑)、みなさんも変わらず、期待せず見ていただければと思います。『毎回、同じことやってるな』と思いながら、ついつい見ちゃう。それくらいでちょうどいいのかなと思います」

【プロフィール】
松重豊(まつしげ・ゆたか)
1963年1月19日生まれ。福岡県出身。蜷川幸雄が主催していた劇団「ニナガワ・スタジオ」を経て、映画、舞台、ドラマなど幅広く活躍する。近年のドラマ出演作として、「アンナチュラル」(TBS系)、「悪党~加害者追跡調査~」(WOWOW)、現在放送中のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」にも出演中。映画では、10月4日(金)より全国公開の「ヒキタさん! ご懐妊ですよ」や、来年公開待機作として「グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇」、「糸」などがある。

(取材・文/橋本達典)

横浜中華街を舞台に、豪華ゲストも登場


10月4日(金)深夜0時12分から放送のドラマ24「孤独のグルメ Season 8」、第1話の舞台は、横浜中華街! 五郎の商談相手である占い師・ワン役に八嶋智人、占い館の店員役に日本でも人気の台湾の俳優フィガロ・ツェン、店のお母さん役に榊原郁恵、店の常連客役に"ハマの大魔神"こと佐々木主浩と、豪華ゲストも登場します。

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第1話
井之頭五郎(松重豊)は、横浜中華街の山下町公園のベンチで肉まんをほおばりながら、ムチャぶりされた案件の対応をしていた。どうにかパソコン作業を終え、商談先の占い師・ワン(八嶋智人)のもとへ向かった。始めは自宅リビングのインテリアの相談だったのだが、自身のキャラに迷いがあるワンは、なぜか五郎に進路相談をし始めて......。

何とか商談を終え、腹が減り出した五郎は、一人でも入れる店はと小さな店が軒を連ねる路地を攻めていく。だが香港、上海、台湾、北京......バリエーションのあまりの多さに店が決められない。まさに"中華大迷宮"──めげそうになっていたその時、偶然"釜飯"なるものが目に飛び込んでくる。「中華で釜飯!?」と気になった五郎は、この釜飯に賭けようと店内へ。出迎えてくれた店のお母さん(榊原郁恵)が先客に出した料理も、意外な組み合わせで、五郎の興味はどんどん加速していく。

ドラマ 24「孤独のグルメ Season 8」
放送日時:2019 年 10 月4 日(金)スタート! 毎週金曜 深夜0時12分~0時52分
※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12 分~
主演: 松重豊
出演: 久住昌之 (第1話ゲスト)八嶋智人、榊原郁恵、佐々木主浩、フィガロ・ツェン
(※「榊」...正しくは"木へんに神"と表記)
原作: 『孤独のグルメ』 作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊 SPA!)
脚本: 田口佳宏、児玉頼子
音楽: 久住昌之 ザ・スクリーントーンズ
演出: 井川尊史、北畑龍一、北尾賢人
チーフプロデューサー: 阿部真士(テレビ東京)
プロデューサー: 小松幸敏(テレビ東京)、吉見健士(共同テレビ)、菊池武博(共同テレビ)
アソシエイトプロデューサー: 川村庄子(テレビ東京)
番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume8/
番組公式ツイッター:https://twitter.com/tx_kodokugurume
放送局:TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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出演者

【主演】松重豊

2019-10-01 五郎にいち早く会える! 地上波に先駆け『孤独のグルメ Season8』第1話を「ひかりTV」「Paravi」で独占先行配信

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テレビ東京で2019年10月4日(金)深夜0時12分(テレビ大阪は翌週月曜 深夜0時12分)から放送がスタートする、松重豊主演の人気ドラマシリーズ『孤独のグルメ Season8』。

この度、放送開始を今か今かと待ちきれないというファンの声に応えるべく、第1話を動画配信サービス「ひかりTV」「Paravi」で独占先行配信することが決定しました!

『孤独のグルメ』が地上波放送よりも先行して動画配信サービスで配信されるのは今回が初。

「ひかりTV」「Paravi」では地上波より3日早い、10月1日(火)正午から、『孤独のグルメ Season8』第1話を先行配信します。先行配信は第1話のみで、第2話以降は放送終了直後からの配信となります。

孤独のグルメとは


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「孤独のグルメ」は原作・久住昌之、画・谷口ジローの同名人気コミックをもとにドラマ化。輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描いたグルメドキュメンタリードラマです。

2012 年 1 月、深夜に放送がスタートするや、食欲をそそる料理と松重豊が演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が話題となり、ハマる人が続出!

シリーズを重ねるごとに視聴率が上昇する人気シリーズとなりました。人気は国内だけに留まらず韓国で開催された「Seoul Drama Award 2018」では「The Most Popular Foreign Drama of the Year」を受賞しています。

ファン待望となる新シリーズSeason8では"初心忘るべからず"を念頭に、シーズンを通して初の"スイーツ"メイン回やグルメカットに新兵器が投入されるなど、様々な仕掛けに挑みます。

注目の第1話は、横浜中華街からスタート。いち早く五郎に会いたい方は、ぜひ「ひかりTV」「Paravi」での先行配信をご覧ください!


【配信情報】
「孤独のグルメ Season8」を、動画配信サービス『ひかりTV』『Paravi』で第1話のみ10月1日(火)正午から先行配信いたします。第2話以降 放送終了直後から配信いたします。
【ひかりTV】:https://www.hikaritv.net/video/series/Z3JvdXAvYjAwOGNmNQ
【Paravi (パラビ)】:https://www.paravi.jp/title/46966?utm_source=txhp&utm_medium=groupsite&utm_campaign=banner&utm_content=kodokunogurume8

【原作】
「孤独のグルメ」 原作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊SPA!)
1994~96年にかけて『月刊PANJA』にて連載され、1997年に単行本化。
2008年~15年まで『週刊SPA!』にて不定期連載され、累計97万部を超えるロングセラーとなっている。

【番組概要】
タイトル: ドラマ24『孤独のグルメ Season8』
放送日時: 2019年10月4日(金)スタート!毎週金曜 深夜0時12分~0時52分
※テレビ大阪のみ翌週月曜 深夜0時12分~
番組HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume8/
番組公式ツイッター:https://twitter.com/tx_kodokugurume
放送局:TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ


【ひかりTV(ティービー)】
ネットを通じてご自宅のテレビやパソコン、スマートフォン・タブレット端末などさまざまな機器*1で、
人気の映画やドラマ、アニメなどのビデオ作品や専門チャンネル、さらにはクラウドゲームや音楽配信サービスなどをお楽しみいただける総合ライフエンターテインメントサービスです。
詳しくは、ひかりTVホームページをご覧ください。       
*1一部利用できないサービスがございます。
★ひかりTVホームページ:https://www.hikaritv.net/


【Paravi (パラビ)】
Paraviは、TBSホールディングス、日本経済新聞社、テレビ東京ホールディングス、WOWOW、電通、博報堂DYメディアパートナーズの6社が共同出資し2017年7月に設立した、㈱プレミアム・プラットフォーム・ジャパンが運営する動画配信サービスです。 国内ドラマのアーカイブ数は日本最大級。その他、人気ドラマのバラエティや映画、アニメ、音楽、経済情報、海外作品など豊富なラインナップを月額1,017円(税込)で楽しめるParaviベーシックプランの他、コンテンツ毎に購入できるレンタル作品もご覧いただけます。Paraviベーシックプランは初回登録から30日間無料。
★Paraviサービスページ:https://www.paravi.jp
★Paraviの最新情報は「News.Paravi(ニュースドットパラビ)」(https://news.paravi.jp)で!

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出演者

【主演】松重豊

2019-08-21 フライング発表でお騒がせしております...10月クール放送決定!「孤独のグルメ Season8」継続は力なり。ついにシーズン8制作決定!

「忘却のサチコ」「きのう何食べた?」や現在放送中の「I TURN(アイターン)」など、数々の挑戦的な作品を放送してい るテレビ東京の深夜ドラマ「ドラマ 24」枠。この度、10 月クールの作品は松重豊主演、大人気シリーズの第 8 弾「孤独のグルメ Season8」に決定いたしました。

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「孤独のグルメ」は原作・久住昌之、画・谷口ジローの同名人気コミックをもとにドラマ化。輸入雑貨商を営む主人公・井 之頭五郎(松重豊)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間 を描いたグルメドキュメンタリードラマです。

2012 年 1 月、深夜にひっそりと放送がスタートするや、食欲をそそる料理と 松重豊が演じる五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が話題となり、ハマる人が続出!シリーズを重ねるごとに視聴 率が上昇し、2018 年に放送された Season7 第 1 話ではシリーズ中最高視聴率 5.1%を記録。大晦日の夜には 2 年 連続で生ドラマ放送にも挑戦しました。さらに韓国で開催された「Seoul Drama Award 2018」では「The Most Popular Foreign Drama of the Year」を受賞するなど、国内外で絶大な人気を誇っています。そんな本作の続編を待ち望む 声が高まる中、ついに連続ドラマとしては約 1 年半ぶりとなる最新シーズンが始動!果たして五郎はどんな街で、どん な絶品グルメと出会うのか。そして、五郎がどんな食べっぷりをみせるのか。ぜひご注目ください!

今回の Season8では"初心忘るべからず"を念頭に、シーズンを通して初の"スイーツ"メイン回やグルメカットに新兵器 が投入されるなど、様々な仕掛けに挑みます。アッと驚くこと間違いなし!その一方、あまり聞き馴染みのない街で出 会う素晴らしい店とグルメも必見です。 注目の第 1 話は、あの有名繁華街からスタート!出張編では「孤独のグルメ」ファン必見の地域に初上陸&新たな挑 戦も!さらに今までに無いジャンルのグルメや長年追い求めてきた至極の一品なども登場します。きっと、お腹が空くこ と間違いなし!

【主演・松重豊(井之頭五郎役) コメント】

Q:「シーズン 8」決定を聞いた時の心境を教えてください。

「一昨日、仕事から帰ったら、 ネットニュースを見た妻に 10 月からやるんだねと言われました。 再放送中にテロップが流れたとの事。 さすがテレ東、出演者もビックリの粋なサプライズをするなぁと思いました。

Q:今後どんなところに行って、何を食べてみたいですか?

「心の準備は出来ていましたが、 なにせ一昨日妻から知らされたばかりで、 内臓の準備が整っていません」

Q:視聴者へのメッセージをお願いします。

「シーズン 8 の放送中も、私の不祥事による降板など、 予断を許さない状況です。 ネットニュースよりも放送終了後のフライングテロップに御注目ください」

【プロデューサー・小松幸敏 コメント】

「 テレビ東京の深夜ドラマでシーズン8まで続いている作品は「孤独のグルメ」以外になく、こんなに長く続けられているの は皆様のご声援とご支持があるからだと改めて確信しました。そのご声援とご支持を力に、今シリーズも新しいチャレン ジをし、皆さんの空腹を誘い、いい意味で期待を裏切れるよう、お宝店舗探しにまい進します。今シリーズは新しい若い 力も注入し、松重さんとスタッフ皆で、美味しい至福の時間を提供できるよう頑張ります」

【新シーズンスタート記念 過去作品配信決定!】

「孤独のグルメ」新シーズンスタート記念として、これまでの放送の中から厳選した 18 作品を「ネットもテレ東」 サービス(テレビ東京 HP・TVer・GYAO!・ニコニコチャンネル)とテレビ東京公式 Youtube チャンネルにて 9 月 6 日(金)より 期間限定で無料配信が決定!最新シーズンの放送前に、ぜひ過去の名店・名言をご堪能下さい!

【原作】

「孤独のグルメ」 原作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊SPA!)
1994~96 年にかけて『月刊PANJA』にて連載され、1997 年に単行本化。 2008 年~15 年まで『週刊SPA!』にて不定期連載され、累計 97 万部を超えるロングセラーとなっている。

【番組概要】
タ イ ト ル : ドラマ 24『孤独のグルメ Season8』 放送日時: 2019 年 10 月クール 毎週金曜 深夜 0 時 12 分~0 時 52 分 ※テレビ大阪のみ翌週月曜 深夜 0 時 12 分
主 演: 松重豊
出 演: 久住昌之(ふらっと QUSUMI) 他
原 作: 『孤独のグルメ』 作/久住昌之・画/谷口ジロー(週刊 SPA!)
脚 本: 田口佳宏、児玉頼子
音 楽: 久住昌之 ザ・スクリーントーンズ
演 出: 井川尊史 北畑龍一 北尾賢人
チ ー フ プ ロ デ ュ ー サ ー : 阿部真士(テレビ東京)
プ ロ デ ュ ー サ ー : 小松幸敏(テレビ東京)、吉見健士(共同テレビ)、菊池武博(共同テレビ)
アソシエイトプロデューサー: 川村庄子(テレビ東京)
番 組 HP: https://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume8/
放 送 局: TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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