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軍艦島
(端島/長崎県)
概要
長崎の南西の海上に位置する無人島。海上から見たその姿はまるで軍艦のようであるため「軍艦島」と呼ばれている。
1887年(明治20年)に最初の坑道が完成し炭鉱としての歴史がはじまり、その役目を終えるまで良質な石炭を産出する炭鉱として日本の近代化を支え続けてきた。
昭和初期までに6回にわたる埋め立て工事がおこなわれ島の面積は3倍に、1960年(昭和35年)には島の人口は5,267人になりその人口密度は世界最大となる。
1960年代にエネルギーは石炭から石油へと移行し、1974年(昭和49年)1月15日閉山、同年4月20日に無人島になった。
2015年7月、官営八幡製鉄所(北九州市)等と共に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」として世界文化遺産に登録された。