ストーリー
16.09.2 OA
第7話 心に沁みる侠のしょうが焼き
良太(柄本時生)は、初めてのキャバクラに浮かれていた。その横で、火野(三浦誠己)とキャバクラ嬢のナミ(佐津川愛美)は険しい表情をしている。良太は何も知らされずに連れてこられたのだが、火野は、ナミの恋人で、対立する山盛組組員の玉井明(岩永洋昭)から、この場所である情報を受け取ることになっていたのだ。約束の時間を過ぎても現れない玉井に火野がイラつき始めていると、そこへ別の山盛組組員が2人やってきた。慌ててナミを逃がす火野。2人の会話からどうやら玉井が情報を売ろうとしていたことがばれてしまったらしいことを知る。
柳刃(生瀬勝久)の指示で、ナミを良太のアパートで匿うことになる。アパートで柳刃と対面したナミは、玉井を危険な目に合わせた張本人だと、不信感を露わにする。
火野が探し続けているものの、玉井は翌日になっても見つからない。電話で連絡を受けている柳刃の背後から、ナミが包丁を持って近づく。震える手で、柳刃の喉元に包丁を突きつけたナミは、玉井が組を抜け、2人で幸せに暮らすため、パスポートも用意していたことを告げ、必ず見つけ出すよう迫る。
時間が経っても、相変わらず玉井は見つからない。再度、包丁で柳刃を脅すナミに、柳刃は「...今はじっと待つんだ」と言葉をかけ、おもむろにキッチンへ向かう。そして、柳刃が作ったのは、ナミの思い入れのある料理だった...