概要
大谷石は、火山灰や砂礫が海水中に沈殿し凝固して出来たものと言われている。
耐久性や吸水性に優れ石質が柔らかいため加工が容易なのが特徴で、1923年竣工の旧帝国ホテル等に広く利用された。
大谷石の採掘が本格的に始まったのは江戸中期、1960年頃に大谷石の全採掘場が機械化されるまでツルハシなどを使った手掘り作業は続いた。
年月が経っても変色しないという最高級の石"虎目"が採掘された江戸中期からの古い採掘場跡には、雨水や地下水が長い年月を経て蓄積し形成された地底湖も存在する。
#10 ストーリー