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2018年6月8日放送
第9話
韓国チョンジュ市の納豆チゲとセルフビビンパ
井之頭五郎(松重豊)は、商用で初、韓国のソウルにやって来た。今回のクライアントは商社を営むイム社長(ソン・シギョン)。韓国のアンティークや伝統工芸をヨーロッパで販売したいので、これから全州に行って商品を直接見て確認してきてほしいというのだ。
五郎は一瞬ためらうが、部下のパク・スヨン(パク・チョンア)をアシスタントにつけるというので、行ってみることにした。
全州に到着すると、早速韓国傘工房や南部市場で伝統的な装飾家具の店などを訪れる五郎。 そんなことをしているうちに、お腹が空いた。パク・スヨンが事務所の部屋で資料をまとめる間に、五郎はトバンという店を見つけると、勇気を出して入ってみる。
入った途端、納豆らしき匂いがした。 ハングル文字が全く分からない五郎は、一番安い、600ウォンのものを頼んで様子を見ることにする。やがて何やらたくさんのおかずがやって来 た。モヤシナムル、ダイコンナムル、チナムル(白山菊)、味噌、辛味の豚肉(チェユックポックム)、オデン、サンチュ、青唐辛子、そしてキムチにご飯。その後登場した石鍋は納豆チゲ(チョングッチャン)で、グツグツ音を立てていた。あっという間にテーブルはお皿だらけになった。
それぞれを食べている五郎に、女将がジェスチャーで食べ方を教える。「え、もしかしてこれでビビンパを作るんですか?」と五郎。ご飯の器に色々なおかずを入れて、それをハサミで切ってスプーンでよく混ぜる。そして納豆チゲを少しとコチュジャンも入れて混ぜて食べた。 とにかく美味い。ビビンパは食べたことがあったがこれは初めてだった。二杯目も作り、がっつりと食べた。オリジナルビビンパに大満足の五郎だった。
ゲスト出演者
ソン・シギョン パク・チョンア